ブロック塀ではない壁をつくる

こんにちは。
最近、事務所のある八王子市は急に寒くなり、暖房と加湿器が欠かせません!
本当に八王子って空気が変わります。
コロナ対策はもちろん、風邪にもお気をつけてお過ごしください。

さて、今日は、エクステリア商品のご紹介をいたします!

いつも樹脂ウッドフェンスでよく使わせていただいている、F&F様より、新しい商品の紹介を受けまして、
面白いとおもったので、こちらでもご紹介します。

スマート F-ウォール

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(写真は公式カタログより)
こちらは、次世代創作系システムウォール 
スマート F-ウォールという商品です。

こちらの壁、普通の門袖のように見えますが、実は、大まかに表現すると、「フェンス」なのです。
アルミ形材と硬質ポリスチレンでできており、従来の壁を作るときの構造とまったく違います。

なぜこんな商品が出てきたかというと、理由があるのです。

コンクリートブロック塀と何が違う?

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(写真は公式カタログより)
従来のブロック塀には様々な制限がありました。
①厚み
 2mを超える場合 ブロック厚は15cm以上

②高さ
 最大高さは基礎を含めて2.2mまで
 さらに高さ1.2mを超える場合は3.4m以下ごとに控え壁が必要

③基礎
 頑丈な基礎工事が必要

特に控え壁という制限が、外構のデザイン上、厄介な存在でした。


一方で、スマートF-ウォールでは、
①厚み 2mを超えても厚みは均一 パネル厚は11cm

②高さ 控え壁無しで高さ2.4mまで施工が可能

③基礎 手間のかかる布基礎が不要(工期短縮につながる)

このように、コンクリートブロックのデメリットを解消できるのです!

構造

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(写真は公式カタログより)
スマート F-ウォールの構造はこのようになっており

構造材にはアルミ形材で出来た柱と横桟
パネルには硬質ポリスチレンフォーム(PS)を使用しています。
このパネルに使われるポリスチレンフォームは、馴染みのある発泡スチロールを想像していただければわかりやすいとおもいます。


このパネルに好みの塗装材や、タイルを貼り好きな化粧を施すことができるのです。


好みの塗装やタイルを貼って仕上げることができる

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ジョリパット等、好みの色、仕上げにすることもできますが、規格の商品として、塗装済のものもあります。


これにより、養生を行い、下地を塗り、仕上げをする手間が省け、工期短縮につながるんです。
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現場仕上げの場合は、このパネルの状態から好きな塗装材、
タイルを貼っていきます。

こちらの方が使う頻度は多そうです!

バリエーション

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地面からパネルで覆われたタイプ
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下の60cmはフェンスを取付けたタイプ。

見た目に変化が付き、風通しがよくなります。
ブロック塀では、このような施工は出来ませんね!

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こちらは、下の30cmは隙間を空けたタイプです。

こちらもブロック塀では表現できない形です。

目隠しをするにしても、防犯上足元は見えた方がいいという、考えもあります。
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こちらもあまりブロック塀では見ない形です。

全部壁で覆いたくないという場合に良さそうです。

その他の表現

こんなこともできるんだ!と驚きました。
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ブロック積みでよく作る、このような段差をスマート F-ウォールでも作ることができます。


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特注対応になるそうですが、
このように真ん中を大きく空けることもできるそうです。

デザインの幅が広がります。
以上スマート F-ウォールのご紹介でした。

門袖や、境界塀、フェンスを取り付けるブロック等、外構で使用する多くの壁は、現在コンクリートブロックでできていますが、もしかしたら今後、こういった、壁材が主流になるのかもしれませんね!

今回、スマート Fウォールを取り上げましたが、似たような商品は、タカショー、四国化成、YKKAPにもあります。
気になる方は、お気軽にお問合せください!

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